「今という断面」をつくるもの

この1年は怒涛であった。大きな仕事が終わり、無償の愛を捧げていた趣味が瓦解し、暮らしのあり方が変わった。当然、時間の使い方も心の配り方も比べてみると全然違う。 別に前に戻りたいとは思わないけれど、「1年前の私」と「今日の…

この日常は、もう戻らないかもしれないから

雨の月曜日、ここから1週間が始まる。私にとっては、なんと6年以上ぶりになる週5日連続勤務である。もちろんイレギュラーで連勤することはあったけれど、もともと週半ばで休憩するのが私に合った働き方だったから、体力・気力の配分に…

文武両道を諦めたくない、わたし

文武両道、質実剛健。 これが通っていた高校の校訓だった。その地域の中ではなかなかの進学校で、近隣の旧帝大に進む子も多いけれど、ちゃんと部活もやっている……という地方あるあるの学校だ。 文武両道になるためには、勉強も運動も…

裏面に広がる情報、そして自己決定

会社帰りに、いつも八百屋へ立ち寄る。何気なく手に取っていく定番の食材たち。季節の野菜を値踏みしつつ、レジに向かうと、思いがけず店員さんに話しかけられた。 「これ、能登の地震で工場が止まっちゃって、やっと復活した商品なんで…

惑星にならないために

「ねえ、お茶淹れていい?」同じ屋根の下に暮らす人にそんな声をかけている自分に、どうしようもない違和感がある。なんで、私はそんなことの許可をとっているんだろう? お茶なんて、好きに淹れればいいじゃない。もちろん、許可をとっ…

なぜかNotionに凝ってしまう

Notionに凝っている。読書や映画、舞台の感想。仕事の休憩がわりに、まめまめしくそんなことを書いたり、ページのデザインそのものを編集してしまう。達成感はある。というか、かなり楽しい。 長年、Notionを覚えたいと思っ…

不安定で安定する

すっかり、筆が止まってしまった。アドベントカレンダーの季節である。せっかくだから、今年ももうちょっと頑張ってみようと思って、再開することにした。 ここに来ない間に、いいこともあったし、ものすごく悲しいこともあった。体調が…

寂しさとどう付き合うか

断捨離の番組を見ていると、寂しさは人の心に大きな影響を与えるのだと分かる。寂しさを埋合せるために、ものを買いまくる……という行動に出る人は本当に多い。 そんな私も、結局のところ、寂しいのである。一緒に住んでいる人がいても…

私が人から話しかけられる理由がわかった

心身の回復方法は人それぞれであるが、結局のところ、私の場合は人と関わって、けらけら笑っているときが一番元気になれる気がする……というのが、最近の旅の結論である。 旅での出会いは何よりもよい。宿のオーナーさん、宿泊者さん、…

まちの歴史をたどる

昨夜は、「岐阜」をテーマにした飲み会に参加。嬉しい再会が多すぎる。夏からこっち、「人生の風向きが変わった」という感じがする。懐かしい人たちにたくさん会って、大学生のころみたいな会話をしているからかもしれない。不思議! で…