今回のアメリカ旅はなかなか挑戦的なスケジュールだったが、今もあまり疲れを感じず、日本での生活をこなせている。自分でもちょっと不思議なので、「旅体力」をキーワードにちょっと考えてみる。
旅は身体だけではなく、思考・感情面でも体力がいる運動系の趣味である。たくさん歩くし、荷物は持ち歩くし、常に考えることもたくさんある。
そう思うと、旅体力とは
・疲れにくさ
・回復能力(どこでも寝る力)
・栄養摂取能力
などに分解できそう。
これで考えていくと、私はおそらく体は比較的丈夫な方だと思う。体調を崩すこともあまりない。ただ、爆発的なエネルギーはないのだが、ちょっとずつ歩き続けるようなエネルギーの使い方は大得意である。スペイン100km歩くとかができるのは、この力があるからである。なので、割と疲れにくい。一応、なぎなたや登山という趣味をのんびりだが続けているのも功を奏しているのだろう。
でも、そんな私でも最近はやっぱり無理をすると疲れた〜!!となる。最近だと、台湾の旅は帰ってきた時にどっときた。理由はやたら早朝の飛行機に乗ってしまったからだ。睡眠が微妙なことが続くとよくない。
時差に対して思いのほか、疲れなかった。それは飛行機が長い分、よく休めたからだと思う。飛行機の機内もちょうどよく暗くなり、エコノミーシートでもゆっくり休むことができた。ありがたい。
長旅をしていると、途中で休憩日というのが存在する。本当にのんびりとその国で過ごすだけの日。そういう意味で、睡眠力(回復力)のためには、その時間を割ける余裕があることも大切。
そういう体を支えるのは栄養を取り入れる能力だ。これはもはや知識に近い。あと、ちゃんと食費に予算を振ること。でも、一方で食べ過ぎ飲み過ぎも体力を奪う。ここらへんも、旅の期間によって無茶をしない自己管理能力も問われる。加えて、実は経済的な能力もちょっと体を楽にする手段を得る重要な手段である。
旅を組み立てる時は、同行者のこれらの能力を総合的に見て、決めないといけない。そのバランスがなかなか難しい。なので、やっておける準備としては旅程を自由に動かせるようにしておくことだ。
今回の場合、私たちはラスベガス滞在を延長した。やはりちょっと疲れたと中盤でなったのだ。あえて予約がギリギリまでキャンセルできる宿、そして延泊しやすい宿を押さえておいたので、変更による経済的な負担もゼロにできた。ああ、やっぱり旅のプランニングって難しい。でも、面白い!