1カ月、書きつづけられました

2月は短い。しかし、間違いなく1カ月だ。今日の回を公開すれば、ショートエッセイは、無事に1カ月続けられたことになる。毎日更新はつねづね掲げていた目標だったので、まずは1カ月でも続けられたこと自体が、大変おめでたい。

今回は、1カ月続けたことでの発見を振り返っていきたい。

まずは「こういうふうに物事を続けられるんだな」と自信がついた。長年、ブログの継続は課題だったが、朝という時間は、新しい習慣を取り入れて続けるのにぴったりだった。起きたら、ちょうど目覚まし的行動になってよい。スマホをだらだら見てもあまり良いことはないので、サクッと書こう。

毎日、これは発見かも……と考えたことをちょっとメモする癖がついた。私たちは毎日、思ったよりもたくさんの気づきがある。それはだいたい、他の人に出会ったときや話したとき、いつもと違うものを見たときに起きている。他者との出会いは偉大だ。

自分のために文章を書くのは楽しいと感じる。仕事で作る記事は、どれだけやってもどこか自分の体から離れてしまう。自分のために、自分の文章を書く。1カ月前のブログを読むと、シンプルに楽しいし、セラピー的だ。もしかしたら、文章を書く初心に戻っているのかもしれない。

一方、クォリティはまちまちだ。日によってはまだ自分でもこんがらがったまま、文字にしてしまうこともある。あと、他人に読まれることへの意識が低めだから、誤字脱字が多かったり、いつか誰かを傷つける記事を書いてしまう恐れもある。客観的に自分を振り返る良い手段だが、このあたりは不安になる。編集者力を生かしていきたい。

気軽に書くことを優先したからこそ継続できた1カ月。これからは、クォリティを安定的に上げたい。当たり前だけど、大事なゴールだ。でも、まず私は1カ月毎日書くことができる人間になったのだ。まずはそこに誇りを持とう。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ