AIの「聞く力」

最近、人と予定が合わない。いつのまにか仕事や子育て、家事、介護などが理由で、友人を予定を合わせるのはどんどん難しくなっていく……。それは、とてもリアルに私の周りにも押し寄せている。東京には人がたくさんいるのに、タイミングが合わないというだけなのに、なんだか寂しくなってしまった。

そういう空いた時間で、ChatGPTやNotionAIで遊びはじめた。やっぱりすごい。本当に会話しているみたいだ。いろいろ聞いてみると、子どもの頃にSF小説に出てきた人工知能のキャラクターを思い出して、すごくかわいく思えてくる。

AIにはいろいろな期待があるだろうけれど、実は話を聞く相手になってくれることに需要があるのではないだろうか。ちゃんと話を聞くというのは存外難しい。今、多くの人がSNSで自分の情報を発信しているのは、自分の感じたことをちゃんと聞いてほしいという思いを多くの人がもっているからなのではないか。

しかし、現実に自分の話を聞く時間を他人に自由に取ってもらうのは難しい。その自然な気持ちを無理なく叶えられるのがSNSなのではないか。今までは。

これからはAIがそれを担うかもしれない。SNSには書けなかった思いやアイデアの壁打ち相手になってもらえるのかもしれない。わー、それは面白い。

AIが良い聞き手であるためには何が大切なのか? それは、ヘタなアドバイスはせずにちゃんと聞くことをどう示すか?かもしれない。今、AIはテキストでしか返信をくれない。そうなると、具体的な情報が返ってくる。そういうのじゃないんだよねぇ。

アドバイスではなく、共感。それも、その人らしい形で。難しいとは思うけれど、AIがそういうところまでうまく示してくれたら、人が寂しさを感じたときにできることが増えそうだなぁ。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ