木曜休みワークスタイルはいいぞ

オフィスワーカーのお休みは土日祝日である。自分が就職活動をしていたころ、この勤務条件を疑ったことすらなかった。

実際、入社した会社の休みはこのスタイルだった。月曜から続けて5日間働き、途中で疲れながらもなんとか金曜日を迎え、飲み会などで気分をあげ、土曜日の午前は睡眠不足を解消するために寝坊する。すると、夜もなかなか寝付けないし、夜はダラダラと過ごしてしまい……。結果、その影響を日曜だけでなく、月曜日まで引きずってしまう。寝不足でまさにブルーマンデーであった。

このリズムから抜け出そうと思ったわけではないが、2018年に私はコワーキングスペースの仕事をする関係で、会社で一人だけ土曜出社で働くことになった。その代わり、平日のどこかで休まないといけない。

最初は月曜日を休みにしてみた。しかし、月曜日はなにかと連絡が多い。結局、なんとなくうまくいかなかった。いろいろ考えた先にいきついたのは木曜を休みにするスタイルだった。

まず、連休じゃないので夜ふかしをしづらく、生活リズムが安定し、圧倒的に体調が良くなった。木曜は予定が入っても水曜日や金曜日に振り替えやすいく、クライアントや社内メンバーとの調整がしやすい。木曜は美術館や博物館、公的機関、病院も行きやすく、そして何よりも舞台のチケットがとりやすい。

週はじめに3日間きゅっと働いて、週の後半で一呼吸ついて、その後、金曜・土曜の2回働くだけでまた休みがすぐにくるので息切れしづらい。そもそも、私には5日間も連続で全力で働くのがあってなかったのかもしれない。

一方で、いい感じに予定を調整する力が必要だし、土曜の予定が入れられなかったり、連休が少なかったりする。しかし、限られた時間をうまく配分するのは誰でも同じ。連休が少ない分、丁寧に休みの使い方を考えるようになった。

これは私のわがままではなく、業務の一部で始まったことだけど、この働き方は私の人生に合っている。すごくいい。ライフステージが変われば、考えは変わるかもしれない。でも、偶然とはいえ、土日休みが当たり前の世界観を抜けて、自分にあったオリジナルのワークスタイルを考えられた経験は貴重だし、今後にも生きると思う。よし、今週も土曜まで頑張ろう!

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ