めぇええん！……と、久しぶりに防具をつけるなぎなたのお稽古に出てきましたが、ああ、すごくすっきりした。
練習を始める前は「あ〜、今日は防具かぁ」みたいな感じで、正直、ちょっとゆううつだったりする。基本的になぎなたは大好きなんだけど、防具だと動きにくいし、痛い思いすることもあるし、演技競技に比べて疲れるし……。
でも、やりはじめると楽しいんです。動きが制限されて必死になるので、他のことが考えられなくなってしまう。結果として集中ができることで、余計な雑念で疲弊した脳みそが休まり、体はくたくたになるのでよく眠れて回復につながる。逆説的な気もするが、運動をすることが疲労回復につながるっていうのは本当だな、と思う。
あとは、発声！ おとなになってから、カラオケ以外にお腹のそこから声を出せるときがどれくらいあるだろうか？ なぎなたをしていると、打突と発声が一致していることも一本の条件なので、声を出していい。「出していい」のだ。演劇部時代もストレスが溜まると昼休みでも発声練習をしていたくらいだったので、しっかりと声を出すと落ち着くと言うか、スッキリする。
私がなんとなく煮詰まった時にするべきことは、運動と発声なんだなと身にしみて感じた。「ご褒美スイーツ」よりも断然、爽快感がある。ストレスを感じたときは、エネルギーや声などを「外に出す」のも大切な解決法。
まあ……、疲れているときやもやもやしている時に、そのやる気を引き出すのが難しい＆一人じゃお稽古できないのが難しいところです。なぎなたの体力づくりの意味も込めて、走ったりしてもいいのかなぁ。もっと自分の中から「出す」で解決するという選択肢としてもっておきたい。