店選びの基準はソフトドリンクの充実度

年末に、ノンアルコールバーの取材に行きました。私自身があえて飲まない、いわゆる「ソバーキュリアス」だったので、ものすごく面白い&自分ごとの企画でした。

実はバーテンダーさんから見ると、アルコールを飲んでいても飲んでいなくても、来店30分後のお客さんの雰囲気は変わらないのそう。その日を楽しめるかどうかは、アルコールという物質ではなく、両者の関係性とか話したいテーマによるのかもしれない。詳細はぜひぜひお読み下さい。

そこで、個人的活動としては、飲み会のお店選びのときに「何がいいですか?」と意見を聞かれたら、「嫌いなものやアレルギーはないけど、ソフトドリンクメニューが充実しているとテンションが上がります〜!」などとアピールをするようにしています。

これ、個人的には他の人も助けていると思っていて。この年齢になって気づいたのは、人間にはいろんな事情でお酒が飲めない時期があるということ。シンプルに体調不良、持病や薬の影響、帰宅後に家族関連でやらないといけないことがある、妊娠・出産・育児・介護など。最近の飲み会を見ていても、特に女性はアルコールじゃないメニューを頼む人が想像以上に多いなと感じます。

とはいえ、飲みたくない日に「今日はちょっとお酒を控えようかと……」と言い出しやすい時コミュニティばかりじゃない。でも、ソフトドリンクメニューが充実していて、自宅で飲めないような面白いメニューがある店なら、「このドリンク、めっちゃ美味しそう! 今日、これにすします!!」の一言で気まずさが解決するのです。

そして、「あー、私も飲み会を楽しんでる!」という感覚がかなり増す。でも、これがオレンジジュース、烏龍茶、緑茶の三択しかないお店だと、難しい。お店と飲んでいる人からの疎外感が半端ない。

ということで、人助けとまでは言いませんが、私自分が飲み会をもっとゆったりとした気持ちで楽しむためにも、これからもお店選びの基準は、ソフトドリンクの充実度であることを堂々とアピールしていこうと思います。ご飯は、選びきれないくらいおいしそうなお店が多いけど、ソフトドリンクは本当にお店の姿勢がでるので。

外食でしか味わえないような面白いソフトドリンクメニューの選択肢が、アルコールと同じくらいに充実する社会を願って!

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ