片付いていること、小さくまとまること

片付けが好きである。視界にはいる情報が減ってシンプルにスッキリするし、行動も経済的にも効率化することができる。片付けをしていると自然にカラダを動かすことになるので、正直、良いことしかないと思っている。

最近、体調を崩して療養していたときに、その良さをさらに痛感した。ベッドから動けなくても、何がどこにあるのかがすぐに分かるのだ。フラフラだとしても、最短距離で必要なものが得られるし、人に助けてもらうこともできる。弱っているときこそ、最適化しておくことにありがたみを感じる。

一方、昔はこんなに片づけ好きではなかったし、もう少し情報過多な状態を好んでいた気がする。それは今に比べると、昔の自分は自分を過信していたんだと思う。これもできるはず、あれもしたい。

今は、もう少し自分という人間ができることの範囲が見えているので、できることを区切っている。でも、これは自分を枠にはめているのかも。新卒で入社した会社で先輩が新入社員にかけていた「小さくまとまんな!」という言葉。

もしかしたら、今の私はあの頃の先輩くらいの年齢になっているのかなぁ。今、言われてもすごく、刺さる。落ち着くことと、小さくまとまることは全然違うと思うので、のびのびやっていきたいなぁ。

◎今日のインプット
●宅配の王者「ドミノ・ピザ」復活の舞台裏(カンブリア宮殿)

・今の日本のトップはオーストラリア出身。アフリカなど、1日に電気が4時間しか使えないエリアでもピザを作ってきた
・現在、世界90カ国へ展開し、2兆円の売上。
・日本では1店舗1,000件という高い目標を掲げるも、社員から反発。
・しかし、社員のアイデアも含めて工夫をした結果、5,000件を超える店舗も!
・美味しさの重要な要素は時間。家でピザを待たされるとお客さんはイライラするもの。
・自前の配達網と店舗数を充実させ、到着を30分→20分へ短縮した。
・「業界2位=負け組のトップ」と捉えている


↑にも書いたように、社員自身が自分の限界を決めてしまうことってよくあるんだと思う。こういうふうに経営から与えられた高い目標がそのメンタルブロックを打ち破ったと思うと、現場・経営層ともにマネジメントがうまいんだろう。

あと、「宅配ピザ=高い」というイメージがあったので、純粋にメニュー安くて驚いた。今は1人用なら990円〜、2人でも1699円〜。年末前に知っていたら、きっとつい試しに買っていたに違いない。ちなみに、この番組の放送は12月末。番組制作陣は、ちゃんと登場する企業にとって良い時期を選んでいるんだな。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ