超一流エンタメの配慮を見た

冬休み、同居人が新作ゲーム「ポケットモンスター バイオレット」をやっていたので、横目にストーリーを見ていたのですが、面白すぎてたまげました。

・今作からオープンフィールド化。どこへでも自由に行けて、3コースが同時進行。
・主人公は性別を選ばせず、見た目だけを選ばせる。
・ストーリーが面白い。もう一つ、そしてまた一つ……と、深めながら話が進む。
・「今日の敵は明日の友達」を地で行くストーリー。しかも、そんな友達がたくさんいる
・料理が得意な男性、お母さんだけど博士……など多様性を意識した設定が多い
・ジムリーダーは副業している人ばっかり。
・インフルエンサー、AIなどが自然に取り入れられている
・20年以上積み重ねられたポケモン知識を学べる学校がある
・単純作業になりがちな部分を楽にするコマンドが用意されている
……など

特に、女性だから、男性だからというのを押し付けてこない、歳上だから偉そうにしないなどジェンダーギャップや年功序列的考え方に対する配慮の行き届き具合に感心しました。そもそも見た目や名前、喋り方から、性別を判断させないキャラクターもたくさんいましたね。

任天堂は、超一流&グローバル展開するエンタメを提供する会社。最新作のポケモンからは技術力の高さだけでなく、一つひとつの出来事や設定を丁寧に配慮し、ゲーム開発をしているのかが、ビシビシ伝わってきました。これくらいしないと世界では売り出せないと思うのですが、こうやって配慮していてもちゃんと面白いというのが証明されています。

私は赤緑青・金銀をがっつり小学生の時にプレイしてきた、ポケモンど真ん中世代。アニメやゲーム、カード、歌など、基本的なポケモン知識を空気のように摂取してきました。けれど、やはり受験やら部活やらでご無沙汰になっていたので、こんなにちゃんとストーリーを見るのはとても久しぶりでした。

私の大好きだったポケモンが、こんなに良い方向に前進しているとわかってよかったな〜。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ