ちょうどいい暮らしを求めて--2DKで始めたシェアハウス的2人暮らし

あけましておめでとうございます。2022年は上京してから7年目になります。大学時代に名古屋で過ごした時は4年ですっかり飽きていたのに、東京ではいまだそのような気配がなく……。ここは懐が深く広い街なのだな、と改めて感じています。

昨年の個人的ビッグニュースは、7年続けたシェアハウス生活(その中で4拠点に移動してますが)に終止符を打ち、パートナーとのふたり暮らしをはじめたこと。「同棲」という表現はなんだか照れ臭いし、自分には合わない気がするので、この表現でいきます。

もともと私自身も、「恋人と暮らす=同棲」「同棲=1LDK、共同寝室、家事を分担」という一般的なイメージを漠線ともっていました。

パートナーは私よりも年上で、すでに社会人経験も一人暮らし経験も十分で、お互いの暮らしはばっちりと確立した状態。あと健康&生活リズムの事情で、できればお互いにちゃんと寝られる環境を作りたい。そうなってくると、今から寝食を完全に一致させるのはあまりにも非現実的でした。

私たちが無理なくできる暮らしってなんだろう。そんな問いを掲げた中で思いついたのが、2DKの間取りを生かしたルームシェア的共同生活でした。具体的にはこんな感じ。

・1人1部屋(ベッドやデスクなど、ほとんどの私物は自室に置く)
・キッチンや水回り、靴箱の収納にも私物置き場を作る(基本的には半分こ)
・洗濯・食事はそれぞれ自分で(タイミングが合えば食事は一緒に)
・お掃除はざっくりと責任者を決めて掃除する(でも、お互い綺麗に使う)

お掃除ルール以外は、シェアハウスではごくごく当たり前のもの。しかし、実家以外で他人と住んだことがないパートナーにはとても新鮮だったよう。

実施をしてからの数カ月、今のところはお互いに精神的・金銭的・体力的な負荷はなく、リモートワークの日も問題なく。家事や暮らしの面では、一人暮らしのころの自由さは維持しつつ、一緒に楽しむときはうまく楽しめています。

強いて言うならば、一番大変だったのは部屋探し。個室がある程度広くて、サイズがほぼ同じで、それぞれに収納が付いていて、お互いに洗濯物を干すベランダを十分に使えて、トイレバス別・独立洗面台ありで予算内……という間取りを探すのはちょっと大変でしたが……。妥協せずに内見を重ねた結果、良い物件と出会うこともでき。

自分たちらしい暮らしがうまく作れている気がして、とても満足しています。

このアイデアを閃いたのも、私自身が留学や学生寮、シェアハウスなどでの共同生活が長かったから。

本当に人生というのは、うまいことできているというか、学びだらけ。もっと世の中のイメージや常識にとらわれず、わがままを言っていいはず。

この後の人生、何を選ぶのかはまだわかりません。このスタイルもちょっとずつ微調整していくことでしょう。けれど、そのなかでも自分なりに、自分たちなりにちょうどよく、居心地よく、わがままを叶える暮らしをうまく作っていきたい。そんなことをあらためて思う、2022年なのでした。

今年も、よろしくお願いします。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ