論理的に考え、直感で決める

人の強みを知るツール「ストレングスファインダー」で、私の上位に入っている5つは、「内省」「共感性」「着想」「収集心」「最上思考」。この組み合わせ、私はすごーく優柔不断になりやすいのではないかな、と思っています。

まず、考えるの大好きな「内省」、さまざまな意見について思いを馳せる「共感性」、次々に違うアイデアを思いつく「着想」、幅広い情報を集めたがる「収集心」、そしてより良いもの!と思いつつ付ける「着想」。

この組み合わせだと、ものを一つ買うにしても、事業アイデアを決めるにしても、時間がかかるわけです。その分、失敗したな〜と自分で思うことはあまりないのですが……。

とはいえ、こうやって数日にわたる考え事を抱え込んでいると、なんというか頭の容量をすごーく持っていかれるんです。そして、やっぱり行動を起こすまでに時間がかかりすぎる! でも、それが自分の強みとしては気持ちいいので、ズルズルとそこから抜け出せない……。

でも、やっぱり効率化したい! どうせ失敗するときはするので、もう少し思い切りをもってサクサク決めつつ、改善をするスタイルにするべく、3つのことを試しています。

1、締め切り時間を決める
検討をするのは、あと15分。どんなに迷っても今日中に決める……などです。決められなかったら「やらない」というルールにしておくと、どうしてもやりたいことなら前にすすめることができます。

2、価値判断、メリット・デメリットを書き出す
迷っているのは頭の中(空中)で考えているから。可視化されると、全然違って見えることも。手元のiPadに気になることを書き出すだけでも、スッキリします。このとき、絶対にきれいに書かないようにしています。こだわっちゃうので(笑)。

3、「すべては実験」と思い込む
買い物にしても何にしても、届いてみないと本当の価値はわからないんですよね。おとなになるうちに、そういうことがわかってきました。特に、今は通販のように届いてみたら、ぜんぜん違う! と思うこともあるわけで。ある程度のスペック比較は数字でしつつ、自分にとって必要なものに思いを馳せたら、トラブルにならない余力の範囲でやってみることにしています。

このように、自分の気質とうまく付き合いつつ、物事を検討して決めているので、「論理的に整理してアタリをつけたら、最後は直感で決める」というスタイルを取っています。

見た目や言動の印象のせいか、周りから見ると私は感性重視の人だと思われるケースが多いと感じます。なので、たまに「どうしてこれを選んだの?」という質問に対して答えると、「めっちゃ論理的!」と驚かれることも……。

とはいえ、直感はすごく重要だと思っているので、最後だけとはいえちゃんと意識するようにしています。自分の「違和感」にはなにか理由があると思っているので。

自分の意思決定のくせを知り、スピードと精度を上げる工夫、これからも探していきます。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ