すっかりご無沙汰してしまった。以前はまさか1日1記事も書いていたとは。自分の根気の良さに我ながらびっくりしたりもしている。
年を跨いで不意に戻ってきたのには理由がある。それは、自分の心を文章にしていない期間が続くと、文章が書けなくなると気づいたからである。もちろん職業ライターなので、ある程度は他人のことは書ける。でも、自分のことはちょっと違うのだ。
文章を書くことは、自然と振り返りをすることでもある。一歩引いて、自分を見ること。やったことを見直して、整理していくこと。私の場合、やりたいことが多いタイプなので、詰め込んで詰め込んで行動してそれで終わってしまうことがある。それでは、もしかして半分くらいしか学べていないではないだろうか、と思いはじめた。
ドイツには「人生の半分は整理整頓」という言葉があるらしい。体験を整理整頓すること。この振り返りというものが激しく苦手なのだが、私にとってはこうやって他人に読まれても恥ずかしくない文章を書くことがかなりよい役割を果たしているのではないかと考えている。この時間も、実際の活動時間の半分くらい取っていくといいのではないだろうか。
こそっと読まれていたって構わない。もしかしたら、あまり面白くないなぁと思われているかもしれない。でも、これは私のためなのだ。SNSよりも気楽・気軽だけれど、公式でありアーカイブされていく。そんなちょうどよさを感じて、またここに戻ってきた。自分のために、気長に気長に続けていく。