非日常にいると

昨日から、また仕事が始まった。たまった案件を一つずつ全力で打ち返していく。それは気持ちいいし、ああ日常だと思う。

それでも昨夜になって、「思ったよりも自分が疲れているのかも」と感じた。少し落ち着いたからだろうか。

能登に行ってから、やっぱり震災のことばかり考えてしまうし、やけに調べてしまう。やはり、私にとっては非日常だった。そして、この状況と情報量を受け止めるだけのスキルがまだまだ自分にはないのだろうな、と思った。

私達の状況は、被災された方と比べたら遥かに恵まれている。しかし一方で、ボランティアだから疲れないわけではない。一個人として当然に発生する不慣れな土地での疲れを、非日常な状況での軽視してはいけないのだ。

そう思うと、ボランティアの活動時間が朝から夕方までと明確に決められていたり、ある程度の活動日数に絞られていること、長期間活動する人には休みがあることには大きな意味があるんだな、と感じた。誰でも同じ人間なのだ。

こういう感覚も、意味がある。忘れたくない。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ