まとまった時間を取る勇気

長い映画が観られない。働いていてもいなくても、そういうときってある気がする。私はもともと学生の頃から、なぜか映画が苦手だった。

もちろん人と一緒なら観られるし、映画館なら何も問題ない。

でも、家では無理だった。途中で気が逸れてしまうし、そもそも長いものを観る気力が起きない。それはひとえに、約2時間という長い時間を確保するのが難しかったからな気がする。誰かに話しかけられたり、なんとなくやることを思い出してしまったり、今だとスマホも邪魔をしてくる。

けれど映画のほかにも、まとまった時間が必要なことが世の中にはある。例えば、ちょっと難しい講義を受けること。動画授業だとしても、しばらくは集中して聞きたいこともあるだろう。

そういうとき、やはり朝の時間はありがたい存在だ。まず朝食まで、慌てなくてもある程度まとまった時間になる。一応2時間あるが、身支度をしていたらだいたい1時間半になる。それでも大きい。細切れの1時間とは、できることが本当にぜんぜん違うのである。

そして、毎週日曜の朝は好きに過ごすと決めた。今日は、『日出処の天子』(山岸凉子)を読みます! 名作漫画なんて、なかなかゆっくり読めないんですもの!

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ