早起きをすると夕飯が美味しくなる法則

早寝・早起きを始めてから、スマートウォッチの睡眠計測アプリが高得点を連発している。すごい、すごすぎる。今まで低空飛行な数字を見て落ち込んでいたのは何だったのか。というか、早起きってそんなに評価されるんだ!? ということで、今はハッピーが多いので、もうちょっと継続できそうなモードである。無理なく。

さて、私はほぼ3食自炊している。その理由は、多分グルメではないからである。どちらかというと、外食する店を毎日選ぶほうがめんどくさいし、時間がかかって仕事が終わらないのが嫌というタイプ。

なので、どうしても料理の工程そのものも、簡単、早い、効率的に食材を運用できる……というのが優先になり、美味しさは完全に後回しになる。それでも、私にとっては十分だった。

しかし、早起きを始めてから夕飯を作り始める時間が早くなった。そうなると、少しだけ時間の余裕ができ、その分、丁寧に料理ができる。すると、ちゃんとしたおいしそうなレシピを調べて、それ通りにつくる……ということが可能になるのだ。

最近、片面を7分焼くチキンソテーを作った。ちょっと前の私なら、正直なところ待ちたくない時間だ。でも、今なら待てる。パリッと皮が焼けた鶏肉は、塩しか味がついていないのに2kg冷凍980円とは思えない、幸せな夕飯だった。

ヒュッグするには特別な道具やギアではなく、「時間」が必要なんだ。みなさんも自分のための時間を見直し、作り出した時間をヒュッゲな時間になるように工夫して、ヒュッゲで豊かな暮らしを実感してもらえたら、何より嬉しい。

『日本で、ヒュッゲに暮らす』(イェンス・イェンセン)

時間ができたことで、ご飯が美味しくなる。面白いことだ。無理なく、続くといいなぁ。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ