私が人から話しかけられる理由がわかった

心身の回復方法は人それぞれであるが、結局のところ、私の場合は人と関わって、けらけら笑っているときが一番元気になれる気がする……というのが、最近の旅の結論である。

旅での出会いは何よりもよい。宿のオーナーさん、宿泊者さん、入ったお店の人……などなど。私はよく話しかけられる。そして、本当に楽しく話してしまって、私も満足するし、出会いのことを思い出して、日常を過ごす。話しかけてくれて、うれしい。

最近だと、スーパーマーケットですれ違った外国人男性に履いていた靴を、ディスカウントストアの女性アルバイトさんに持っていたエコバックを「かわいい」と褒められた。いずれも、私はただの客である。すごい、本当に話しかけられている。

コワーキングスペースの運営というのは、ある程度、コミュニケーション力が求められる仕事である。だから、「仕事をしているうちに、そういう話しかけやすそうなが身についたのかなぁ〜」とお気楽にとらえていたのですが、友人からある指摘を受けてハッとした。

私は、一人でも話しているらしい。例えば、一人旅をしているときになにか美しい建物の装飾を見たとする。すると、こうだ。

「きれい〜!」

確かに。完全に口に出ている。演劇部と剣道部となぎなたという声を出し続けるスポーツで鍛えた横隔膜(?)のせいか、より声が通るから周りも聞こえているらしい。ここに話しかける余地があるらしい。なるほど。っていうか、自分で気づいていなかったのが怖いな!

あとは、大学時代に相槌の重要性を叩き込まれたので、多分話を聞くときもリアクションが大きい……。目があうと、笑いかける。日本人の気質に合わせて考えると、これは客観的には恥ずかしい気がする。

でもさ、いいよね……!? きれいなものはきれいなんだもん。感動を表現して何が悪いんだろう。そりゃ、会話NGだったり、静かに過ごしたほうがいいと思うのところならばやめたほうがいいけれど、そうじゃないならいいでしょう。きっと、人生はそのほうが楽しい。

思いがけない理由にびっくりしたけれど、一周まわっていいかな、と思える。たくさんの人と出会って笑って。私は楽しい人生を送りたいのだ。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ