まちの歴史をたどる

昨夜は、「岐阜」をテーマにした飲み会に参加。嬉しい再会が多すぎる。夏からこっち、「人生の風向きが変わった」という感じがする。懐かしい人たちにたくさん会って、大学生のころみたいな会話をしているからかもしれない。不思議! でも、元気が出ている。

さて、本日は1923年9月1日に起きた関東大震災から100年の日。東京、そして関東の都市を歴史を追っていると、高確率で登場するこの災害についてもう少しリアルに知りたくて、いろいろ調べています。

まず、思った以上に影響範囲が大きいし、東京だけではなく色々な都市に違ったタイプの被害が出ていると分かった。しかし、それは江戸時代から続いていた街を、近代化するための機会でもあり、ときの為政者たちは一気に都市改革を進めていった。当然、思いがけない破壊だったと思うし、つらいけれど壊れてしまったときに頑張ることで、もっといいものがつくれる……という面はあるんだろうな。つらいときこそ、踏ん張りどき。

両国のほうにある横網町公園は、当時多くの人が地震を逃れて逃げ込んだらしい。が、そこで火災旋風が発生し、避難した人は皆巻き込まれたという。ここに慰霊堂や東京復興記念館があるのも、メモリアルパークがあるのも知らなかったけれど、この機会に訪ねることできてよかったと思う。

東京の歴史は長い。でも、私のようにあとから東京に来た人はそれを学ぶ機会はほとんどない。都会だって、歴史はある。この街にいるなら、もっとこの街のことが知りたい。そして、個人の暮らしの中にも、先人の知恵を取り入れたい。防災、ちゃんとしようっと。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ