空腹は怖くない

最近、仕事の都合&個人の趣味もあって栄養の本を読んでいる。世間的にはダイエット本にあたるのかもしれない。本来、私はそういう本はあまり好きではないのだけれど、余分なものを食べずに、必要な栄養素を最低限はしっかり摂ろうという趣旨に強く共感し、学びが多かった。

もしかしたら病気というか、なにか栄養的な問題があるのかもしれないが、私は長年、空腹になると吐き気を催していた。実際、食べられずに体調を崩すこともあるので、私は極端な空腹になるのがかなり怖かった。それで、結局、軽く空腹を感じた時点で何か飲み物か食べ物を探す。

けれど、その本の中に「ちょっとぐらい空腹でも問題はない、意外と気が紛れる」的なことが書いたり、本当なのかが気になってしまった。そうなると、すぐに試す。夕飯を軽めにして、そのまま行くと、どうなるんだろう。

空腹を感じるけれど、まだ体調が悪くなるわけではない。もう少し、もう少し。じわじわと、自分の胃袋の温度を探る。なんとなく、胃液が内壁を伝っているような嫌な感じもある。けれど、気分は悪くならなかった。

胃のなんとなくの嫌な感じはしばらくすると、するすると抜けていった。そうか、これでいいのか。もう少しいけるのか。最近は、もうたくさんの量が食べられなくなってきている。だから、もう少し空腹でいるくらいがちょうどいいのかもしれない。気分が悪くなるのは怖いけれど、その辺はもうちょっと勇気をだして。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ