「自分の意見」を考える癖

起きたときには、猿之助さんのニュースが飛び込んできて、本当に驚いた。ここにも書いたが、先週に奮闘歌舞伎を見に行ったばかりである……。状況は全くわからないけれど、余計に騒がず、静かに見守るしかない。まずは、体調の回復を願う。

今回の件は、言及すべきではない類の話だと思っている。しかし、最近は、どんなものごとについてもネット上でコメントをするのが難しくなっていると感じる。昔よりもフェイクであることが見分けにくくなり、配慮すべき多様性が明確になった。

そして、あとから追加された情報で状況が変わることもある。すると、結果として「なにも言わない」が一番いい……となってしまう。

しかし、それを続けていると、いつのまにか自分の意見を持つ癖がなくなる。結局、不勉強だから、よく知らないから、何も言わない人になる。これが意外と良くないと思っていて。自分の意見を持つこと自体も経験だから。

もちろん、自分の中に答えがあって、「ネットでは言わない」だけならいいんですけども。いやー、自戒。でも一方で、「どうでもいい問題については考えない」のも大事なんだよね。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ