地域でマイナースポーツをする魅力

縁があって、地域でスポーツをしている方の集まりに呼んでもらった。なるほど、どの方も競技名を聞くと「それっぽい」見た目の方ばかりだ。多分、私もはたから見れば「なぎなたっぽい」雰囲気なんだろうな。見た目を競う武道をしているという性質もあって、髪も染めていないし、女性が多い集団だし。(なぎなたは男性競技者もいるけれど、女性が圧倒的に多い)

なんとなく、環境の中に人が染まっていく感じは面白い。そして、私もいつのまにか、なぎなたの世界にしっかりと入っている……な〜んていうには、もうちょっと競技レベルを上げねば……! ううむ!

特定のある環境にいると、人はカンタンに慣れてしまうけれど、私達の先生はすごく柔軟でいつも驚く。私みたいなペーペーが、「若い人が来るならばこういう時間がいいのでは」「スマホを使ってこういう動画を撮ればお稽古に役立つのでは」などをいうと、「いいかもしれないね」と聞いてくれる。何年も、続けていることを変えるのって難しいはずなのに!

しかし、よく考えるとこれはマイナー競技という強い自覚があるからかもしれない。なぎなたの人口は、やはり減少に向かっているらしい。そうなると、大会に出られる人数を存続のためには一人ひとりの競技者がとても大切で、この人がいなくてもいいやとならずに、柔軟に変わっていけるのかもしれない。めっちゃ大切だし、人間として忘れたくないスタンスだ。

先生方は最近もお忙しそうで、なぎなた関連のいろいろな用事があって、日本全国を飛び回っており、私達にお稽古もつけてくれる。これもマイナー競技だからこそ、なのかもしれない。もちろん大変なときもあるだろうに、ありがたい。本当に地域でスポーツをするの、面白い。なぎなたにも興味をもってくれる人が増えるといいな。ハリのある人生に繋がる方向の一つだよね。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ