真の欲求に迫る

あるとき、「思ったことができないと、なにかが雪のように降り積もっていくな」と気がついた。ちょっとしたことでも、

書籍『脱ダラダラ習慣! 1日3分やめるノート』(中島美鈴)を読むと、真の欲求を考えたほうが良いという内容であった。SNSをダラダラ見たいのではなくて寂しいとか、暴飲暴食がしたいのではなく何かから目をそらしたいとか。

さらっと読んでしまったので、もう少し深く読み込みたいところだが、言わんとすることは伝わってきた。そういった代替行動は、手軽である。しかし、絶対に「本当にほしいもの」に向き合わない限り、ダラダラと続いてしまう。

私の本当に欲しいものはなんだろう、と考えることがある。一つは、やはり仕事で人の役に立つことだと思う。別に本業じゃなくてもいいのだが、私のしたことが誰かの困りごとを解決できて、お互いの心が満たされればとても嬉しい。願わくば、私自身もやっていて楽しいことだといいな、と思う。

もう一つは、豊かなコミュニケーション。なぎなたの会でよく感じるのだが、地域×スポーツという枠組みだけで、老若男女を超えて楽しくコミュニケーションができる。これは場を作ってくださっている先生たちのおかげなのだが、楽しい。もっといろんなコミュニケーションも豊かで、ゆったり、そして雑然としていても良いと思う。コワーキングもだけども。

最後は、知識欲に応えてくれるものではないか。私が宝塚歌劇が好きなのって、明らかにこの面が大きい。最近、久しぶりに森鴎外の「舞姫」を読んでいる。高校生以来だろうか。今のほうがまだ理解できるようになった。これもきっかけがないと読まない。幸い、仕事も知識欲を満たしてくれるのでいい。あと、旅。自由であること。これはちょっと足りていないかなー。

このあたりが満たされていないと、私の心は行き詰まってしまう。もっと掘り下げたら、真の欲求が見えてきたりするのだろうか。はてさて。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ