海、空、ネモフィラ

「やってみるか」と思って年始にスタートした、この日々のエッセイ(と私が呼んでいるもの)もいつのまにか100記事目になったらしい。アラートをかけておかないと気づかなかっただろうな。1月の旅行中を除くと淡々と書けているので、我ながらすごいすごい。

やっぱり、シンプルに気になることはやってみるのって大切だな、と思う。行きたかった場所、食べたかったもの、会いたかった人。遠慮していてはいけない。私は旅に出ると、より一層大胆にある。ぶっちゃけ吝嗇なところがあるので、自宅にいると節制してしまうが、旅は違う。もう二度と来られないかもしれないと思うと、多少無理してでもやってしまう。

その結果、疲れはするけれど、悪い方へはあまり行かない。この週末は、茨城県のひたち海浜公園へ、ネモフィラを見に行ってきた。満開の合図が出ていたので、ワクワクしていたが、なぜか午前中には雷が鳴っていた。しかも、局所的に! が、私がのんびり朝ごはんを食べている間に晴れてきた。その結果、青空とネモフィラと海で、緑視率ならぬ、青視率がめちゃくちゃ高く、忘れられない風景になった。本当にきれいだ。

あと、サザコーヒー本店にも寄った。店員さんのホスピタリティが素晴らしく、こんなところに洗練された、芸術を愛するお店が……?とびっくり。パンフレットを読むと、ここは旧勝田宝塚劇場(映画館+劇場)だったらしい。もう、誰か早く教えておいてよ!!と、偶然にも私が愛する文化とのクロスオーバーを知って、幸せな気持ちでいっぱいになった。そっか〜、ここにルーツがあって絡んでるのか。文化を大切にする思想は、今もお店に残っているんだろうな。

ほかにも、奇跡の復活を遂げたひたちなか海浜鉄道に乗ったり、海でとれたばっかりの生牡蠣を食べたり、なぜか学校として利用されまくっている水戸城址を見に行ったり。楽しい、行かないとわからないことがあるんだな、と本当に感じる。

今は、疲れたら休めばいい。だから、好きなことをやりましょ。少しでもいいからやりたいことができているときって、本当にスッキリするから。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ