精一杯やったね、と言ってあげたい

なぎなたで一緒に大会に出たり、お稽古をしてくださった方が、転勤で地域を離れられることになった。競技人口、大人になってから始めるきっかけが少ないなぎなたの世界で、年齢差も比較的少なく、同じようなスピード感で学んでいける方がいたのは、お互いにとってとても幸運なことでした。実感がわかないねぇ。

春は別れの季節、と言うけれど。卒業があるわけでも、毎年新卒が入ってくるわけでも、春の異動があるわけでもない会社で働いているので、この数年は全然ピンとこなかった。

けれど、冒頭の話だけではなく、次々に偶然ながらもお別れの話が続いている。それも、どれもこれもネガティブなものではなく、どちらかというと前向きな次へ行く……というお話。だとしても、めちゃくちゃ寂しい。

「ああ、これをやっておけばよかった」という後悔はしたくない。だから、ちょっと欲張りでもわがままでも、いろんなことをやってしまう。その結果、忙しくなりすぎることも、味わいきれないこともあるけれど……。でも、個人的にはやらないよりは、やるほうが後悔が少ない。

終わりやお別れは、いつも突然である。じゃあ、後悔を減らすためにはどうするか。月並みだけど、本当に毎日を丁寧に、やりたいことに貪欲に、とにかく手と足を動かすことだ。

終わりの寂しさを乗り越えて自分を納得させる方法は、「でも、精一杯やったしな」と言える状態にするしかないのだから。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ