ちゃんと専門分野について学び続けること

都会はいい。いま住んでいる、大都会・東京をめちゃくちゃ愛している。その理由の一つが、やはり文化、そして文化を楽しむ環境があることである。劇場があり、博物館があり、美術館がある。明治以降の首都機能が集まっている。(その点、1200年も都だった京都も本当に素晴らしい場所だ)

東京にいるからこそ、舞台鑑賞が趣味になった。そして、その勉強のための資料も都会なら簡単に手に入る。なんと、23区内の図書館は横断で本を取り寄せられるのだ。誰かわからないが、このシステムを作ってくれた人に感謝したい。

しかし、私がこのシステムを知ったのは、知ったきっかけは、編集の勉強をしようと思い、『三行で撃つ 〈善く、生きる〉ための文章塾』(近藤 康太郎/CCCメディアハウス)を読んだことだった。ずっと積読していたせいで、そも割と最近である。税金を払っているのに、もったいない。都会の持ち腐れである。

知っているだけで得することはたくさんある。都会にいるならば、そのルールを知っていた方がいいし、業界についてもっと早く聞いておけばよかった。

忙しいと、目の前の仕事に手一杯になるけれど、できるだけ業界について、自分の専門分野について最新の情報や古典を勉強し続けた方が絶対にいい。その時は、遠まわりに見えるかもしれないけれど。最近は、朝と決めてその時間をとっている。暮らしの中に、自然と学びを組み込むのだ。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ