ペアリングの妙をどうつくるか

甘い、苦い、酸っぱい、辛い。舌の上にのせたとき、複雑な味がするのはとても面白い。多層的だからゆっくり味わうし、一緒に行った人と感想が言い合えて楽しくなる。昨夜、ものすごーく素敵なお店に連れて行ってもらい、本当に数ミリだけ日本酒を飲みながらそんな思った。

この複雑さを、料理の世界ではお酒に頼りすぎていると思う。お酒が飲めない人は、複雑さを楽しむ選択肢が一気に少なくなる。

それでも、やっぱり、残念ながら私の体はどうしてもアルコールに対応できない。いつも、自炊に使う調味料程度と決めてなめるだけだとしても、夜中に胃痛を催したり、よく眠れなかったりする。

では、どうするか。やっぱりその複雑さの代わりをしてくれるものを、お茶やコーヒー、果汁などのアルコールを含まない飲料の中に見つけるしかない。さらにカフェインにも強くないし、砂糖のとりすぎでも露骨に体調を崩すので、やはりハーブやフレーバー系に寄せたほうがいいのかもしれない。

さらに、おつまみ的なものもほしい。飲み物一つにそこまでの複雑さを求めるのはやはり荷が重すぎるから、やっぱりペアリング。こういうときにできる組み合わせが、どうしてもお茶と甘いものになってしまうのは、自分の健康面にも継続性がないから、別の案を考えたい。

そんなふうに自宅でよりよい夜喫茶をする方法を考えてみると、もしかしたらお酒のアテが結構参考になるのかもしれないと思った。お酒がなくともおつまみのレパートリーは豊かだから、甘くないもの同士を組み合わせられるのかもしれない。多くの人が発酵食品とスパイスカレーとコーヒーに夢中になるのはこういう感じなんだろうな。

ペアリングって面白い。そんなことを発見。数年に1回しかできない楽しみだけれど、とてもいい時間だった。無理のないペアリングの楽しみ方を考えたいな〜。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ