ちょうどよく話し合うには

あ〜、またやっちゃったな、と定期的に反省する失敗の一つが「話しすぎ」である。この失敗のにはいくつかタイプがあるが、今回は「誰かとサシで相談を話すとき」について考えてみる。

一対一で相談を受けたり、相談をしたりすることはよくある。私は特定の問いに対して、話ながら考えるのが好き。だから、思っていることを話しているだけでも、結構長くなってしまう時がある。相談される側のときも、するときも、話しているうちに結構いいまとめ方ができているときもあるので、自分でもあとから録音しておいて、聞き直したいくらいだ。

もちろん、どれだけ話すのかは自由だ。でも、夜遅くまで話しすぎて体力的に疲れてしまったり、ものすごーくいい話をしたんだけど全然覚えていないことがある。これはかなりもったいない。

話すのにはストレス発散や情報整理という意味もあるけれど、何かを残して、次を改善するのが相談をするときのベストだ。だから、相手も自分も考えるために話すのだから、ちょっと話し足りないくらいでもいいのかもしれない。

もう少し良くする方法としては、短めに区切るといいんだろうな。ラストオーダーのある飲み会や食べ終わったら帰らないといけない気持ちになるカフェなどは、ちょうどいいんだよね。そういう意味では家でのZoomは話しすぎる仕組みなので、お互いのために終わりの時間目安を決めてもいのかもしれない。

あと、長すぎると前半の方で出てきたいい話を忘れちゃう問題もある。これは、途中でも「これいい話だから、メモしていい?」と定期的に気になったことはちょっとでも書き留めることだ。

自分が思わぬことを言い出したり、相手から思わぬ意見を聞けたり。人と話すことは、本当に学びが多い。ちょうどいい、を探っていく。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ