「世界でいちばん大切なもの? そりゃ、愛でしょ」
J-POPアーティストか、はたまた、スピリチュアルの語り手か。意外と、これは私の考えだったりする。口に出しても恥ずかしいけど、書き言葉にすると輪をかけてインパクトがある。それでも、今日は自分の中でこの思いを確かめたくなったのだ。
本質的に、人間は誰もが愛に溢れている。愛はあたたかいものだ。そう信じていくことで、人間関係はよくなるし、何よりも私が生きやすい。
でも、残念ながら本質は変わらないのに、表面的にはあたたかさを保てなくなるときもある。身体的な不調、人間関係、仕事での失敗。冷たく、周りを凍りつかせてしまうような人間になってしまうこともある。
あと個人的には、愛を一方的に与えるつづけるだけでは、気づかないうちに疲れてしまうことも多いのではないか、と思っている。愛に満ちた人だったのに、いつのまにかセルフネグレクトをしたり、周りを傷つけたり……。そんな悪循環に陥ると、関係者はみんな疲弊してしまう。
もちろん、本人が無理をしないのも大切だ。まずは自分に愛を向けて、ケアをすること。ついつい後回しにしてしまうけれど、自分のケアができるのは技術だ。コーピングリストを作ったり、単純にやることを減らしたり。
そして、もし愛を差し向けてくれる人が疲弊しているのに気がついたらどうするか。
解決策になるかはわからないけれど、個人的には「ありがとう」と伝えたいなぁと思っている。いつの間にか、誰かのために貢献してくれている人、頑張ってくれている人はたくさんいる。見返りを求めているわけじゃないと思うけれど、その愛を向けてくれていること自体に、まずは気づきたい。
愛に気づけること、それはとても大切な心配りである。