土曜出勤&平日1日休みの魅力

2018年にコワーキングスペースの仕事を始めてから、「土曜日に働き、平日1日休む」という会社員としてはイレギュラーなワークスタイルを続けています。なんだかんだでもう3年以上なので、社会人歴の半分以上はこのやり方。イレギュラーなこのスタイルが、とても魅力的&私に合っているので、良さをこっそりとまとめておきたいと思います。

●土曜出勤&平日1日休みのメリット

メリット1:どこへ行くにも空いている
私の趣味は観劇ですが、土日よりも平日日中のほうがチケットを取りやすい傾向にあります。当たり前ですが、平日に働く人が多いと、土日のチケットは競争が激しい。

しかし、私はコンスタントに有給も使わず、平日に休めるので、倍率が高いチケットを取るときには圧倒的に有利なんです。

さらに、お役所や病院の予約、ちょっとした買い物から博物館、美術館、さらには外食を刷るときも平日ランチのお得さと来たら! 世の中とちょっと休みをずらすだけで、都内は全く違う景色になります。ちょっとした「楽」や「お得」が好きなので、精神的満足度も高いです(笑)。

メリット2:カラダのリズムが崩れにくい
社会人になったばかりの頃、週5日の労働でヘトヘトになり、土日は文字通りばたんきゅーしていた時代がありました。当然、土日のどちらかは昼くらいに目が覚める生活……。すると、夜の寝付きが悪くなり、結局月曜日が辛くなる。

しかし、休みが1日しかないと、「休みが1日しかないし、早く起きよう」「今日、夜ふかしすると辛いからさっさと寝よう」などの気持ちが明確に変わる。その結果、平日も休日も起床時間がほぼ同じになり、週明けのだるさが大幅に軽減されました。

メリット3:5連勤がなくなる
私は木曜日を休みにしているので、月火水の3連勤、木曜休んで、金土の2連勤、日曜休んでを繰り返しているため、5連勤はありません。あと、明日は休みだ!という普通の人が金曜日に味わう休み前日の喜びが週2回あります!

正直、5連勤って疲れません……? 私は社会人2年目あたりにはもう疲れてしまいました。中休みがあるのって、全然違うな〜と思っています。

●土曜出勤&平日1日休みのデメリット

デメリット1:連休がない
ただ、もちろん裏返しのデメリットもあります。まとまった休みでなにかしたいときは有給をうまく使うことが求められます。これをなんとかするには、有給の使いこなしへの意欲と後述する仕事コントロール力が大事。

デメリット2:世間と予定が合わない
土日に休みの人が多いので、友人や周りとの予定が合いづらくなります。しかし、逆に平日を利用して、友人の職場のそばでランチを食べたり、モーニングに行ったりしたこともあります。今はコロナ禍なので、オンライン化で柔軟化してしまい、こういうデメリットは結構なくなりました。

あと、一緒に過ごす家族ができたり、ライフスタイルが大きく変わるときっと考えることは変わるかも……とは思いますね。今は気になりません。

デメリット3:平日休みでも急ぎの仕事をやらないといけないときはある
できる限り仕事はコントロールし、休みの日は連絡を取らずにいるのですが、どうしてもやったほうがいいか〜というものが届くときがあります。

そういうときは「ぐぬぬ」と思いつつ(笑)、20〜30分のタイマーをかけ、その間にできることのみ、ささっとやるようにしています。やっつけたほうが気持ちよく休みを過ごせますからね。

●平日にちゃんと休むためのタスクコントロール

コツ1:私が休みだとチームに伝える
何よりもまず、Googleカレンダーに自分が休みであることを大きく書き込んでいます。あと、長く連続的なプロジェクトで付き合うクライアントには、毎週この日はいませんとお伝えしています。他の仕事のMTGが先に入っていたら横入りしないのと同様に、お休みは尊重されるべき……というのが私の価値観です。

そもそも、私はこの働き方が好きですが、平日に休みを取るのは私の趣味でもなんでもなく仕事のスケジュールなんです。強気の割り切りですが、周りの方はちゃんと理解をしてくださるので、ありがたいです。

同様の理由で、相手が休みの土曜日には原則的に返信をしません。その代わり土曜日の間に、メールの予約送信設定したり、チャットワークに送る文章を溜めておいたりしています。

金曜日に依頼された仕事を、土曜日に進め、月曜の朝イチにある程度出すと、すごく仕事ができる人っぽく見えます(笑)。

コツ2:休みの日に絶対にずらさない予定を入れる
有給とって仕事しちゃうっていう人がいます。仕事がしたいならば、別にいいのでは?と思いますが、したくないのにしてるのはいまいちですよね。そもそも、休みの日なんだから、先に好きなこと、やることを決めてそこに当てる!と強い意志を持ちましょう。

自分の場合は、観劇が趣味なので、2〜3カ月前にはチケットをとります。当然、客席ではスマホをオフにしますので、完全に連絡取れません。舞台は私の生きる希望なので、当然優先します。しかも、休みのためにがんばろうー!ってなりますからね。遊びは大事。

コツ3:平日が少ないことを意識してとにかく効率化!
土曜日はバッファ&コワーキングスペースの仕事にできるだけ当てると決めています。なので、今まで5日でやっている仕事を4日で終わらせる感覚を持っています。そうすると、やはり工夫するしかありません。

・自分がより集中できる時間はいつ?
・どういう〆切にするとロスタイムなく、原稿がチェックできる?
・精度をあげるには?
……などなど。

制限がないと人は考えません。こういう少しきついくらいの制限があることで、工夫は生まれる!と思っています。未来の自分を楽にするために、いつも改善をしたいな〜という気持ちです。あと、ゆるゆるやるのも大事。

 

以上、このような感じで土曜出勤のワークスタイルをうまく使って、楽しく過ごしています。そして、こういう働き方ができるのは経営者の方が社員を信頼して、裁量権を与えてくれるから。私自身もちゃんと信頼され続けるようにがんばらねばー。

会社員だと、同じスタイルを自分だけが選択できる……という人は少ないと思いますが、コツを掴めば、いろんな方が気持ちよく働けるんじゃないかな〜と本気で思っています。これからも続けたいので、この考え方が世間に広まるといいな(笑)。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ