細部の美へ

なぎなたを始めて、気がつくと7年も経っている。は、はやい……。うまく生活習慣になじまさられたこともあり、定期的な練習参加や昇段試験の受験なども叶い、幸い二段になることができた。

もちろん、まだまだ奥が深いのだけれども、大枠を掴むことができてきた。が、しかし。その道のりの長さを改めて感じている。それは、細部こそ巧拙が決まると感じるからだ。

ちょっとした意識の変化で、腕の使い方も一歩の出し方も変わる。単体でのお稽古ならば確実にできても、実際に演技競技の種目になると、流れとしてやることが多く、頭から飛んでしまうことも多い。うう……。

そして、集中力。たった5分程度のはずだけれど、どうも最後まで技を決め続けるというのは、非常に難しい。普段、自分たちがどれだけ集中していないのか?すら分かる。どうやって鍛えればいいのかわからないけれど……。

細かいことに飽きずに美を見出し続けるのは大変だ。あらためて、オリンピックに出るようなアスリートはすごい。もともと才能のある人たちが、こういう細部までこだわって、決死の練習を続けているんだから。

仕事も同じだと思う。細かい所まで美学を見出し続けられるか。仕事に誇りを持っている人っていうのは、そういうところまで行動が変わっていくんだろうな。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ