暑い。早起きをしているからまだ楽だけれど、日中しか活動をしていない人は暑すぎて大変なことになっているのではないだろうか。
去年、私は暑さで限界まで体調を崩した。ロクに食べられなくて、せいぜい冷やし茶漬けが精一杯。毎日つくっているお弁当のスープも食べられなくなってしまい、持ち帰って夕飯に食べる始末であった。食欲がないのは初めてで、個人的には結構動揺した。
それが回復したきっかけは、湖への旅行だった。高地にあるため、気温もここよりは低く、何よりも美しい自然を見ていたら、心が洗われた。時間を忘れて読書したり、散策したり。そして、犬の散歩をしたり早く眠ったりした。人間として必要なことを取り戻すような時間だった。
あと、実際のところ、湿度が低いのが良かったらしい。なんとも、カラッとした空気。私の中の余計な水分を追い出した気がする。東洋医学の世界では、「気・血・水」という考え方があり、それぞれ足りなくても多すぎても良くない。今思えば、暑さを気にするばかりに水が多かった気がする。
今年は水をちゃんと飲みつつも、熱中症対策をしていて、ちょっと汗をかくランニングなどをしたのが体調の維持につながっている気がする。汗ってこんなに出るんだ、と自分でもびっくりしたくらいだから。何やら、水が溜まっていたらしい。
まだまだよくわからないことばかりの私のからだ。だから、毎年自分の心身と対話をしていく。自分とつながる。他の誰とも違う、自分と。