仕事の中での学びを諦めない

新しいことを学ぶのが好きだ。けれど、最近は独学での勉強が増えていて、仕事の中での新しい学びの機会が減っている。

なぜなら、私が働いているのは人数が少ない若い企業でありつつ、いつのまにか若干ベテラン寄りの年齢になってしまった。そうなると、今どうしてもできることを中心に引き受けてチームの役に立とうとしてしまう。

しかし、社内にはさまざまな技能をもった人々がいる。私が個人的に勉強したかった、紙媒体のようなエディトリアルデザインを含む案件のディレクションの経験が豊富なスタッフもいる。

なんとなく、つくることはできるだろうけれど、「よいもの」をつくるのはまだまだ難しい。だからこそ、今年はそういう案件の担当者として手を挙げてみることにした。

時間の余裕があるわけではなかったが、私自身のための投資でもある。結果、やってみてよかった。経験豊富な編集者がどういうふうに動くのか?どういう視点を持っているのか?など、案件を通して、生の意見交換ができるのは大きい。

これからちょっと大変になるだろうけれど、今後につながる技術を身につける!と今の時点では前向きな気持ちになっている。アウトプット先を見つけた今、さらに勉強のやる気も上がっている。

やっぱり、せっかく会社員をしているならば、仕事の中で背伸びがしたい、学びたい。もちろんできることでの貢献は必要だ、でも、だからって学ぶことを諦めなくたっていいだろう。よし、長い目で、落ち着いて。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ