簿記の勉強が面白い

最近、簿記3級の勉強をしている。まだまだテキスト半分程度だけれども、仕訳はクイズのようでたのしい。暇があったら、仕訳クイズアプリで遊んでいる。

もちろん実用的なのだが、こんなにも自分が簿記を楽しめるとは思っていなかった。

私は長く数字を扱うのが苦手で、ものを数えると必ずずれてしまうので、簿記はずっと敬遠していた。かつて一度だけ挑戦したが途中で離脱した。それがなぜこんなに続くのか。いくつかの理由を考えてみる。

まずは明確な動機が持てたこと。私は勉強自体が好きなのだが、何事にも取り組むタイミングがあり、やる気に波があるタイプである。

今回、簿記を始めたきっかけは意外なものである。今年、私は趣味の活動の中で、会計係を頼まれてしまった。年度末にはちょっとした決算をつくらないといけないらしく……。正直、戦々恐々としていたので、いっそ勉強してみようと思った。

そうしたら、会計の仕事もちょっと興味深くなり、その勢いのまま勉強が進んでいる。私はビジネス系の媒体を担当しているので、決算がちゃんと読めたら有利だ。そういう思いもあって、クリアーな動機が持てた。

次に、勉強方法。今回、サクッと調べたところ、CPAラーニングという無料の簿記動画講座を見つけた。すごいことにテキストも問題集も無料PDFで公開されており、かなり使いやすい。1回目の講義を見たところ、教師との相性も良かったのでそのまま進めた。今は教材が豊富な素晴らしい時代。出会えて良かった。

最後に、時間。これは前回一番苦戦したところだった。英語や歴史を勉強するとき、私はいつも耳を中心にインプットし、家事や移動のときに勉強をしていた。簿記はどうしても、借方・貸方などを書くため、耳学習とはとても相性が悪く、前回は続けられなかった。

しかし、今回は朝起きている。ちゃんと座って動画に向き合う時間があるのだ。これは大きかった。今後、他のジャンルへも応用できる可能性がある時間の使い方ができている。

以上、シンプルだけれども、簿記のための炎とそれを燃やし続ける環境が整っている。さて、ちゃんと資格取得までできますように。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ