他者と働くこと

フリーランスとして活躍している人がたくさんいる業界なので、「独立しないの?」的なことはどうしてもキャリアの話になると出てくる。センシティブすぎるので細かいことはあまり書かないけれど、一人でやっていくと想像すると、私の場合は結構不安がある。

それは、「自分ひとりじゃ気付けないこと」がすごく多いと知っているからである。最近も、原稿にしても交流イベントにしても、プライベートでの家電の使い方にしても、自分で目一杯考えたり調べたりはずなのに、他人に指摘されて初めて気づくことがあるな、と感じた。

やっぱり自分の目だけで引いてみるのって、結構難しいのである。それをするために、作業時間を空けたり、調べたり、資料を読んだりする。でも、それだけでやっていけるかなぁ。会社にいるだけじゃないけれえど、結局ひとりで何かをやっていても幅が狭くなってしまう。

誰かと一緒に仕事をするのは、負荷を分散させるためだけではなくて、多様な視点を取り込むことなんだよなぁ。気づかないのは悪いことじゃなくて、むしろ仕方ない。だから、ある時点で他人に意見をもらう仕組みをつくるのが大切なんだろうな。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ