情報はごはんと同じ

極端な選択についての報道が続いている。まだしばらくなんとなく情報に接する中で、自分の中にじわじわと積もっていくんだろうな。報道の仕方を見直してほしいし、ニュースのプッシュ通知も正直、やめてほしい。

バイオリズムやらなんやらあるだろうけれど、なんとなくゆううつな気持ちが続いていて、元気がでないのはこのせいもあると思う。

今や情報は食事とあまり変わらない。食べたもので体ができるように、読んだものや見たもので心が形成されていく。だから、食べたくないものを無理やり食べさせるような情報の与え方は本当にやめてほしい。そう思うと、自分のタイミングじゃないときに情報に触れさせてくるのはやめてほしいのだ。(もちろん地震速報とかは別である。命に関わるし)

情報が食事と同じだとしたら、大事なのはバランスである。固いものだけ、柔らかいものだけではなく、栄養があるものを食べたほうがいい。でも、それだけだと味気ないから、甘いものとかを過剰にならない程度につまむ。

昔はテレビをつけていたら、定食のように情報が流れてきていた。ちょっとカロリー過多だったり脂質過剰だったりしたかもしれないけど、最低限の副菜はついてくる、みたいな。しかし、ネット時代以降、私たちは自分で情報を選ぶバイキング形式の食べ放題的世界線へ突入した。

それはわかっていたほうがいい。自分で、自分の心にあった情報のバランスを組むのが大事。でも、これって本当に難しいんだよね。難しさをまず自覚したほうがいい。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ