気負って動けなくなるとき

思い入れがある物事ほど、ちゃんと伝えるのは難しくなってしまう。一生懸命やっているほど、行き詰まる。これはねー、あんまり良くない。外から見たら、思い入れがないように見えてしまう。実は逆なんですよね。好きすぎて言葉にならない……みたいな個人的な感情をうまく乗り越えるの大事。

記事を書くときも本当にそうで、自分の中のハードルを上げすぎると全然筆が乗らない。なんとなく、簡単な流れや事実として絶対に書かないといけない客観的な情報などを淡々と書くと、不思議とすらすら前に進んでいく。そういうものなのだ。

気負いすぎないこと。そういうふうにして作るもののほうがうまくいくこともあるけど、たくさんアウトプットをして、バッターボックスに立つことのほうが大事だったりする。このあたり、きちんと心に刻んでおきたい。このエッセイも、気負わないからゆるゆるとでも続くのである。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ