占いは歴史の長いコンテンツであるが、どう付き合うかは悩ましい。星座占いのようなライトなものもあれば、個人鑑定のようなかなり重いものまで色々だ。周りには占いを仕事にする人がいる一方、スピリチュアルで身を持ち崩す人の話を聞くこともあり……。個人的には微妙に距離をとっている。
しかし、たまたま数秘術の本を読んだことで、その印象は少し変化した。数秘術は、誕生年月日を足し引きして、でてきた3種類の数字から人の本質や才能、課題を見るという技術である。これは3000パターン以上があり、数字に紐づいた人の傾向が統計的にあるらしい。
本当か?と思うのだけれど、私自身や知り合いの数字を見ても、なんとなく当たっている気がする。そう思うと、なかなか面白い。
どう使うのかは人それぞれで、自己分析的な形で使うこともできる。あと、個人的には「この人は私とこんなに違うんだ」というのを知るために使うのがもっともいいのでは?と思っている。
人と人は違うけれど、実際はそれを理解するのが結構難しい。だからこそ、こういう数秘術くらいをふわっと信じておくと、「あ、この人は私とこんなにも違う数字を持っている。違う考えをする人間に違いない」と思えるようになるのではないか。あと、生年月日というのが手に入りやすい情報なのもありがたい。
なんとなく、こうやって自分にとって切り札になるようなものがあるのはいいのかも。