驚くほど、雨に弱い。光合成でもしているんだろうか。帰りの霧雨のような雨にはまいってしまう。雨がないと育たないものもあるとわかっているのに。
自分にとって不快なものを、大人は遠ざけることができる。どんな方法でも離れることができる、はず。でも、たまにそれを忘れてしまう。雨に濡れたくないなら、バスに乗ればいい、電車に乗ればいい、タクシーに乗ればいい。なのに、なぜか傘をさして歩こうとする日がある。
自分を甘やかすというのは難しい。合理的な判断じゃないのに、視野が狭くなっている自分を突き動かすのも難しいときがある。そういう日もあるか。無理するな。