意思決定にエネルギーを甘くみてはならぬ

眠いのに、ダラダラしてしまい寝不足。観たい映画があるのに、なぜか観られないまま休日が終わってしまう。やりたいのに、やれない。単純に睡眠時間が足りないということもあるが、これは私にとって地味にストレスがかかることである。

では、なぜ「やりたいのに、できない」のか。それは、意思決定をするエネルギーがその時点で不足しているからだと思っている。だから、寝るためのルーティンを決めておくのが大切だし、だいたいルーティンが決まっている朝はサクサクと動けるのではないか。

実は、物事を決めるのには、めちゃくちゃエネルギーが必要だ。しかし、関係者が少ない決め事の場合、そのエネルギーは過小評価されているように思う。(チームでの意思決定に対して、意見を言わないというのはその意思決定における負担を他者に押し付けている……ともいえるのではないかと思うが、それはまた別の話)

観たいのに映画を観られない現象について。サブスク全盛の時代のいま、映画を観るためには膨大な作品数の中から、選び出さなくてはならない。これがかなり大変な作業である。だから、サクッと見るとためには「この時間にはこれを観る」というのを決めておくと楽である。

それは私にとって仕事も同じで、たくさんの仕事があって、「何からやればいいのかわからない」という状態でいろいろ溜まっていくのは本当にしんどい。だからこそ、カレンダーをブロックして、やることを先に決めておくのである。最近は、午前は編集業務と決めた。あと、もうスーパーに買い出しに行く日などもざっくり決めてみた。だいぶ、楽になったのを感じる。

心が元気じゃなくても、ちゃんと前へ進めるように。先に決めることは、心のエネルギーの先払いみたいなものである。私は別に意志力が強い方じゃない。だからこそ、心の環境をうまく整えるのが大事なんだな、と改めて思うのであった。今夜はよく寝たいね。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ