2つの世界を

週末は、隣県へお出かけ。地域で長く続くお祭りを見たり、海へ行って波打ち際を散歩したり。なんだか、地域とかそういう「大きな流れの中で生きている感覚」を全身で浴びた時間だった。

私は社会人になる時に地元を出て、そのまま東京で暮らしている。都会は本当に便利で快適だ。たくさんのつながりがある分、人との距離感も選べるし、自然は少なくても新たな文化がどんどん出てくる。

でもこの週末は、都会の切り離された時間とは全然違うタイプの心地よさがあって、心がじんわりと温かくなった。もしかしたら上京とかはせず地元に残った人はこういう暮らしをしているのかもしれないなぁ、それもそれで心地よいだろうなぁ、なんて思いを馳せてしまった。

どっちがいい、どっちが悪い、ではなくて。都会にも地元にも違った良さがある。片方しか選べないわけじゃないし、一度選んだら変えられないわけでも無い。

だから、両方を行き来する選択肢をもっているのはとても幸運なことだと思うし、どっちも楽しめばいい。どっちかに疲れたら、また違う場所へ行けばいいのだ。心を軽やかに生きていくために、違う環境を選べるようにしておくのはきっと大切なんだろうな。

私なりの人生の喜びを、噛み締めて生きていく。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ コワーキングスペース「Contentz」管理人。 テーマは働き方・学び方・メディア・朝ごはん など / 休日は喫茶店と東京宝塚劇場をうろうろ