日本でも、実は珍しくない? 海外で「エレベーターに閉じ込め」に遭いました。

「エレベーターに閉じ込められる」
と言えば、映画とか漫画とかのパニックものにおいては、非常によくあるシチュエーション。

たまに、日本でも災害時などエレベーターの事故の話を聞くことがありますが、正直、あまり身近ではないように感じます。


わたしとしては、コナンの東都タワーのエレベーターに閉じ込められるイメージが非常に強いというマンガ脳。

しかし、まさか、自分が「エレベーター」に 閉 じ 込 め ら れ る とは。

しかも「海外」で。

↓これが、問題のエレベーター。手前のやつに閉じ込められました。



ということで、エレベーター事件の顛末とは。

事件当日…は、まだマレーシアに住みはじめて1週間くらいの夕方。気分転換に、マンション内のプールで泳ごうと思い、鍵だけをもって持って部屋を出たんです。

いつも通り、プールのある階のボタンを押すものの…。あれ…、……あれ。動かない。…え、動かない?

この時点で、階数表示とか全くされないんです。で、開くを押してもドアは開かない。他のボタンも反応がない。

もしかして閉じ込められたのか…
(さすが海外…)


で、本当に焦るのはここから。

驚くほど、何も持っていない。携帯どころか腕時計すらしてない。



仕方がないので、もちろん緊急ボタン。
押している間中、ものすごい緊急っぽい音が大音量でなるという単純な仕組みでした…。

とりあえず何度も押していたら、途中で扉の外から声が聞こえて、無理やりドアを開けようとしてくる。でも、開かない…。そして、途中でその人もいなくなる。(やめて!!)

緊急の時って、日本だったら、それなりに警備会社が来るだろうって思うんですけど、ここはマレーシア。えっ、ちゃんと来るの?来てくれるの?まずその時点で不安。実は、別件のトラブルがあり、一晩待たされたこともあり、さらに募る不安。

あと、よく漫画とかで天井から脱出してるじゃないですか。で一応確認するものの、天井は鏡張りで一点の隙間もない。でも、カメラがある!!助けて!!(とりあえず緊急アピール)



途中でインターホンもちゃんと動いて、声が聞こえたのですが、今度はマレー語。
いや、わからんって!(最初は、私がパニックで英語が聞き取れないのかと思ったけど、普通にそもそもがマレー語だった模様。笑)

最終的には、英語での意思疎通に成功したんですけど、

Just wait there!! (そこで待ってて!!)

そ、それだけ…?
頼むから、何分待っててとか教えてー!!

とか思ったのですが、相手を信じて、とりあえず救助を待つしかないので、ひたすら待っていました。



この待ってる間が、めちゃくちゃ怖い。謎の沈黙。そして、時間の感覚をここから失います。時計もなく、物理的な変化がないというのは恐ろしいことだと知りました。

結局、救助が来たのは45分後。



外を見たときの安心感と開放感。自分でも自分の体温が下がってるのがわかるくらいでした。

最終的には、工事着っぽいおじさんが扉を開けてくれました。

時間を確認したところ、閉じ込められていたのは45分程度だった模様。実感覚では、もっと長く感じました。倍の時間閉じ込められてたら、精神的にはもっと参っていたと思います。

エレベーターに閉じ込められるのは珍しくない。
日本でも、1日25~30件くらい起きている?

少し古い記事ですが、2008年に建築&住宅ジャーナリストの細野 透氏の「エレベーターに今日も誰かが閉じ込められている」によると、当時の時点で日本では1日に25~30件、1年に約1万件のエレベーター事故が起こっているそう。

また、このまとめによると名古屋の地下鉄でも2014年には少なくとも3回閉じ込め事故があったよう…。ちょっと驚き。
エレベーターに閉じ込められた!…やるべきこと、やってはいけないこと

確かに、エレベーターの点検ってかなりマメにやっていますよね。

当たり前のように使っているエレベーター。誰にでも、この事故にあう可能性があるんだということを改めて知りました。

エレベーター事件の教訓。

海外に行ってる割に、トラブルにはあまり遭遇したことがなかったのですが、初めてこの類のトラブルにあったので、思ったことを備忘録としてもまとめます。

1. まず、とにかく落ち着こう
とにかく、落ち着かないとはじまらないようです。
しかも、海外なので自分の気があまりに散っていると相手が情報をくれたとしても、英語を理解しきれないこともあるのかも。緊急時こそ落ち着くべき。

2. 助けを呼ぼう
今回の場合は、エレベーターに緊急ボタンを押しました。
おそらくほとんどのエレベーターには付いていると思うのですが、しっかりと自分の状態を伝えましょう。英語しかできませんって言いましょう。

3.とにかく、辛抱づよく愛想よく
サービス業が完璧な国なんて日本くらいなので、おおらかに構えたほうが良さそうです。
あとは、何か困った時にあからさまに嫌そうな顔をすると、相手のサービスの質があからさまに下がるので、困った時ほど愛想よくいたほうが良さそうです。

そして、余談。

やはり、実際にエレベーターに閉じ込められるっていうのは、身体的ダメージよりも、精神的なダメージがものすごく大きいです。閉所恐怖症になる人がいるのも、今回の経験でなんとなくわかりました。

こういう経験があると、ちょっとエレベーター使うのは怖い。なので、階段使っていたのですが…やはり高層に住んでいるので、たった1日でエレベーターを使う生活に逆戻り。

人間は、文明の利器には勝てない模様。

やはり事故に遭う可能性もゼロにはできないので、いざという時は落ち着いて行動できるように、普段から災害には備えておきたいですね。

それではでは。