欠片を切り取って、組み合わせて

今日は、東京流通センターで開催された「文学フリマ」に初めて遊びに行きました。会場に着いたのは昼過ぎ。けれど、入場口前には体温チェックと消毒の長〜い列が。コロナを経て人々がまた集まれるようになったんだと実感する。

知り合いのブース、思いがけないものを作っているブース、長く続けているであろうブース。

会場中に「作り手」エネルギーが満ちている。すごく、いい空間になっていた。書き手ならば、「今度は自分も」と言いたくなるオーラのようなものに満ち満ちていた。触発されて記事を書く、自分ってば単純。

今回は共同生活を送る暮らすパートナーと一緒に会場のブースを回ったのだが、冷静に考えると1日の中で不思議な動きをしてしまった。同じところから出発して帰宅しているのに、なぜか現地集合・現地解散をしたからである。

理由は、それぞれが好きな交通手段が違うからだ。私は自転車で行きたかったし、彼は電車で行きたかった。ということで、好きにした。

これは非常に楽だ。帰りにちょっと寄り道をしたいなぁと思うのも自由だし、気楽。そして、道のりでは自由に違う経験ができる。

一緒に住んでいると「共通」が増える。言うまでもなく、それは共同生活の醍醐味であり、非常に楽しいことなのだが、どうしても話題のレパートリーが減っていく。それに、私は私の時間が必要なのである。

だから、「現地集合? 現地解散? お互い好きにすればいいや」というままでいられるのは、非常に楽ちんであり、私の生きやすさに繋がるのである。ありがたや。

一緒に住むこと、パートナーになること。それがどういうものなのかをよく考えるけれど、違う人生を生きてきた他人を同じ枠に当てはめることではない。好きにすればいいのだ、こういう小さなどうでもいいところで、好きにすればいいのだ。

家に帰った後は文学フリマで手に入れたものを、一緒に読むことができる。それもまた楽しい。

パートナーシップは、楽しいばっかりではないと人は言う。自分が欲しいと思うその一部だけをうまくうまく選んで、切り取って、組み合わせて。いい感じにやっていきたいねぇ。

有限会社ノオト所属の編集者・ライター/ ・コワーキングスペース「Contentz」管理人。 好きなものは、レトロ喫茶と懐かし系少女漫画、そして宝塚歌劇。平日休みは観劇がしたい。